皆さんは朝ランと夜ランどちらを行っていますか?
学生や社会人は朝早くからランニングを行う時間が取れなくて、帰宅してから夜にランニングを行う人が多いかもしれません。
逆に、夜はゆっくりしたいから朝早くに起床してランニングを行う人もいるかも知れません。
朝ランと夜ランどちらがいいのかというと、これは目的や適性によって異なります。
朝ランが向いている人
- 朝起きるのが得意な人
- 帰宅後は家でゆっくりしたい人
- 脂肪燃焼を目的としている人
夜ランが向いている人
- 朝はゆっくりしたい人
- スピード練習やしっかり練習を行いたい人
- ケガのリスクを抑えたい人
このように目的に応じて朝ランがおすすめの人と夜ランがおすすめの人がいます。
自分の適性や目的に応じて朝ランと夜ランを使い分けていきましょう。
この記事を読むことで朝ランと夜ランの違い、目的、メリット・デメリットについて学ぶことができます。
朝ランのメリット・デメリット
まずは朝ランのメリットについて紹介していきたいと思います。
- 習慣化させやすい
- 低グリコーゲン状態で脂肪燃焼効果が高い
- 夜の時間をゆっくり過ごせる
習慣化させやすい
朝ランの最大のメリットは習慣化させやすいことです。
朝は起きてから会社が学校に行くまでの時間は基本的に一定であると思います。起床して、朝食を食べて、身支度をして家を出発する。この時間のなかにランニングの時間を取り入れることで朝の一連の流れでランニングを行うことができます。
ランニングは継続して習慣化させることが一番力を発揮し、効果が高まっていくので朝の習慣として取り入れることが一番合理的であり、余計なことを考えずに行うことができます。
私の場合は、朝5時半に起床して、すぐに走り出し、6時過ぎには家に戻ってくるようにしています。
その後はシャワーを浴びて身支度、朝食の準備をし、7時過ぎには大体の準備を終わらせることができています。
はじめは朝早く起きることはなかなかしんどくて、眠くて起きられないこともあるかと思いますが、週に1日、2日から始めていくことで徐々に体も慣れていきます。
これが継続できるようになれば、朝の一連の流れにとりいれることで習慣化させることができます。
脂肪燃焼効果が高い
朝ランは脂肪燃焼効果が高い状態で走ることができます。
夕食を食べてから朝起きて走り出すまでに食事を取っていないので、体の中のグリコーゲンが枯渇した状態になります。
夜8時に夕食を食べ、朝6時に起床したら10時間の間が空いているので、かなりグリコーゲンが少ない状態になっていると思います。
その状態でランニングを行うと、グリコーゲンのエネルギーと脂肪のエネルギーを利用することができるのでより脂肪燃焼効果を高めることができます。
短時間でより効率よく脂肪燃焼させたい方は朝ランがおすすめです。
夜の時間をゆっくり過ごせる
朝ランを行うことで会社や学校を帰宅したあとの時間をゆっくり過ごすことができます。
これはとても大きなメリットかと思います。会社や学校ではストレスが溜まり、早く家に帰ってゆっくりしたいと思うことがあると思います。
そんなとき、朝ランニングをしていないから帰宅してからランニングにいかなければならないというもやもやが心のなかに残っているとずっとリラックスできない状態が続いてしまいます。
心も体もリラックスできない状態が長く続くことはよくありません。ランニングを継続して行うことが最も効果があるのにランニングに対して「めんどくさい」「やりたくない」というネガティブな感情をいだいてしまうことはよくありません。
そんなことがないように、朝ランを行い夜はゆっくり過ごせるようにするのがいいでしょう!
朝ランのデメリットについて見てみたいと思います。
- ケガのリスクが高い
- 脱水症状の危険性あり
- 睡眠時間が不足する可能性
ケガのリスクが高い
朝ランは体が起きてない状態で走ることになります。
- 体が温まっていない
- 体が固まっている
- エネルギーが不足している
このような状態で走ることでケガのリスクが高まってしまいます。
体が温まっていなかったり、固まっている状態で無理やり動かそうとすると筋肉や腱、関節に負担がかかってしまい、ケガをしてしまう可能性があります。
また、エネルギーが不足し、低血糖状態になって危険な状態になることもあります。
脱水症状の危険性あり
睡眠中は想像以上に汗をかいていて、脱水状態になっていることがあります。
その状態で、水分補給をせずに運動を行うと脱水症状の危険性があります。
脱水症状になると自力で立ち上がれなくなったり、目の前が見えなくなるなど非常に危険な状態になります。
脱水症状になったら練習もできず、何日か後遺症が残って継続した練習をできなくなってしまうので気をつけてください。
睡眠時間が不足する可能性
朝ランするために早起きしすぎて、睡眠時間が不足する可能性があります。
早起きは悪いことではないですが、夜寝るのが遅く、朝早く起きて睡眠時間が不足するのはよくありません。
ランニングをするなら8時間は睡眠時間を取ったほうがいいと思います。睡眠は体を回復させるために重要な役割を担っているので、睡眠が不足するとケガや疲労などのリスクが高まります。
睡眠時間が取れないなら朝ランはするべきではありません。
睡眠時間をしっかりと取って、より朝ランをできるようにしましょう!
夜ランのメリット・デメリット
続いて夜ランのメリットについて見てみたいと思います。
- 質の高い練習ができる
- ケガのリスクを抑えられる
- 時間を作りやすい
質の高い練習ができる
朝、昼しっかりと食事を取って、エネルギーを補給した状態で走ることができるので質の高い練習をすることができます。
また、1日活動しているので体もしっかりと起きていて体が動く状態になっています。
この状態であれば朝よりも質の高い練習をしっかりと行うことができ、スピード練習などのポイント練習もすることができます。
自己ベストを更新するためには質の高い練習は必須なので、この状態でしっかり練習を行いましょう。
ケガのリスクを抑えられる
朝は体が動かず、筋肉や腱、関節に負荷がかかりケガのリスクが高まります。
しかし、夜であれば1日しっかりと動き、体も温まっているのでケガのリスクを抑えることができます。
強度の高い練習やスピードを入れてもケガのリスクを抑えつつ、しっかりといい練習ができるので、夜に強度の高い練習を行うことはおすすめです。
時間を作りやすい
夜は朝よりも時間を作りやすいです。
仕事が終わっったら寝るまで自分の時間が取れるので、その時間をうまく使えばしっかり練習時間を確保することができます。
朝、時間に追われてバタバタするよりは、夜にしっかりと時間を確保して自分のやりたい練習を行いましょう!
夜ランのデメリットについて見てみたいと思います。
- 転倒のリスクがある
- 寝付きが悪くなる可能性
- 時間が取れないこともある
転倒のリスクがある
夜は場所によっては非常に暗く、足元が見にくくなっています。
石があったり、穴が空いていたり、段差があったりする場所もあるかもしれません。
そこに足を取られたり躓いたりして転倒したら大きなケガをしてしまうかもしれません。
ケガをしたら練習が継続してできなくなったり、練習予定が崩れてしまうなど自己ベストを更新するにあたって良くないことです。
しっかりと舗装されている道や明るい場所など、安全に走れる場所を見つけて練習をしましょう!
寝付きが悪くなる可能性がある
夜に強度の高い練習を行うと、必要以上にアドレナリンが分泌されてしまいます。
アドレナリンが出ると体が興奮状態になってしまい、なかなか寝付けなかったり、眠りが浅くなっていしまうなど睡眠に影響が出ていまいます。
睡眠は体を回復させるために重要ですので、質の高い睡眠をする必要があります。
そのため、入浴やストレッチをして体をリラックスさせるなど、より良い入眠ができるように対策する必要があります。
時間が取れないこともある
会社員ですと残業や急な予定が入ることもあるかもしれません。
ポイント練習やLSDをやろうと練習計画を立てていても、急に変更仕掛ければならないかもしれません。
仕方ないことかもしれませんが、自己ベストを出すうえで練習計画は大事になってきます。
このようなことも想定しつつ、朝ランと夜ランを使い分けて行くことでより質の高く、目的に合った練習を継続して行うことができます。
いかがだったでしょうか?
朝ラン、夜ランともにメリット・デメリットがあったかと思います。
それらを把握したうえで、自分の生活リズムに合わせた練習計画を立てていくことが重要ですので、無理せず計画を立てて練習を行っていきましょう!
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